まごころ & 逆上

| すぴりちゅあるブログ

内面の至福は、ゴールなどではありません。
それは土台であり、基礎であり、そこを中心として自然な動き(活動への意欲)が生じていくのが普通なのです。至福をゴールにしないで下さい。
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てんしのつるぎ1強烈な感情反応を繰り返してきたことが原因で、私たちの肉体の皮膚感は相当に愚鈍になっています。
どれほど現実が恵まれていても、身体感覚がマヒしていれば、繊細で深い喜びが感じられない。身体感覚の繊細さを取り戻すことが大切です。

頭が「なんだ、こんなこと」とか、「なんだ、これっぽっち」とか、そういう思考(解釈)をすることによって、その思考についついハマってしまうから、ますます身体感覚は鈍くなっていくのです。

雨であっても、晴れであっても、現実の一瞬がどう見えても、表面的な形状がどうであっても、その奥には至福の愛があります。表だけを見て判断する頭に振り回されず、常にその内奥を観じて頂きたいのです。

その観じる能力は、結局は身体感覚ということになりますので、身体の感性を取り戻すためにも、あらゆる局面で常に「まごころ」を用いてお過ごし下さい。結局は自分のためになるのです。愛は、簡単に言うとまごころです。(聖なる女性性)

そして、まごころが当たり前になってきたなら、次に必要なことは冒険心(聖なる男性性)の発動です。女性性だけに片寄って、ただ現状を維持するだけになってしまうと、やはり身体感覚がマヒしてしまうのです。
新たな未知への冒険心も持っていて下さい。いつ、どう変化してもいいように、開いた身体感覚でいて下さい。
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今朝、80代の女性日本画家のコメントが女性誌に掲載されているのを見て、ショックを受けました。彼女は素直な冒険心と好奇心に従って、70代後半から世界の秘境と言われるところに出かけていくようになったそうですが、「魂の情熱よりも深いもの、それは逆上」という表現をされていました。

普通、逆上というとあまり宜しくない表現に思えますが、80代の彼女が言うと実に美しいのです。私の師はよく「反逆」と言っていましたが、逆上と同じようなことです。逆上も反逆も、「相手に反対し、反抗する」という意味ではないし、「相手を否定する」というような暴力的なこととも違うのです。

相手や他者や世間がどうであっても、そこに対して闘いをしかけず、反対もせず、反抗もしない。でも、自己の深いところにある「まこと」に従い、世間の理不尽には沿うことなく「反逆」し、「逆上」するだけです。古事記でいうところの「とがめず、宣りなおし(のりなおし)」と同じことです。
この冒険心に満ちた「逆上」の思いは、「まごころ」の延長にある気がしてなりません。

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