私が「心の世界」を仕事にしてから、もう１５年以上になりますが、その経験からはっきりと断言できることがあります。

私の過去の状態も含めて、悩み苦しむ人は、全て例外なく「自分のことしか目に入っていない」のです。

自分のことしか考えていない、つまり個人の偏見だけに片寄るから、中庸の全体リズムの流れに入れない。

「だって、今の私は大変なんだから！これを先に何とかしないと、全体の繁栄に貢献する気になど到底なれない！」という不満の思いがある。

でも、実は逆なのです。先にすべきことは個人の考えではなく、天や宇宙の意志（全体的考え）を優先するのが筋道です。

自分のことや、自分の家族や、自分の業績しか考えていないから、状況がまわらなくなるのであって、全体を考え、社会を考え、世界のことを視野に入れているなら、絶対に個としての自分も廻ってうるおっていく。必ず！！

苦しむ人のほとんどが、個人の考えを優先し、天の意向に反発するほどの頑固な自我を持ち、中庸な全体視野をもった生き方を一向にしないから、ますます辛くなるのです。

私たちが「本当の自己＝全体愛」からズレるほど、余計に辛くなるということに気づくべきです。天を呪い、お金の流れに文句をいい、他者に愚痴を言うような自我はもう崩壊させてあげて、天に返すことです。

先日、テレビを見ていて「こころざし」という表現が深く心に響きました。意志、意図という表現よりもシックリくると感じたのです。

宇宙の根源や現実創造の根源は「こころざし」を持っています。その「こころざし」のままに宇宙の森羅万象を新生させ続けています。

全体が調和して弥栄であるように！という「こころざし」です。全てが調和して繁栄する進行の様子を観たいという「こころざし」があります。

スピリチュアルであれ、物質３次元バリバリであれ、私たちは気持ちが全て。意志が全て。つまり「こころざし」次第なのです。

それもイヤイヤからの「こころざし」ではなく、重い気や、頑張りすぎる気からの「こころざし」ではなく、中庸の喜びから・・・。

自分を不幸だと感じている人は、「こころざし」をすぐに忘れるような傾向にあります。

忘れるのは現実において実行し続けない、経験していかないからなのですが。

過去の状況を言い訳にして、いっこうに「こころざし」を進めません。

逆なのです。お金が無いから貧困なのではありません。この状況だから辛いのではありません。

「こころざし」が無くて内面が豊かに充実せず、貧しいから、全てのモノゴトが行き詰まるのです。全ては内側にあります。

そういう現実の状況ばかりを対処しようとしても、さほど変わりません。内面を変えないと。

人が言うから「こころざし」を立てるのではなく、自らの素直な意志で立ち上げて下さい。「こころざし」を立ち上げることによって「光の柱」（光の体）もさらに盤石に立ち上がります！！！

外から得る知識や、他者から情報だけではダメで、自分自身の体験だけが叡智になるのです。DNAがアクティベートされるのです。

時代が進んでも、宇宙創造の基本と根源は変わらない。私たちも、個人的な気持ちを宇宙の「こころざし」にシンクロ同調させると、全てがうまく回り、必ず気付きが深まります。

根源の「こころざし」を発動していくことが、自然界のリズムと調和して生きることになりますから、人生がスムーズに滑らかに進み行くのです。天地と合体して、繁栄進化して生きることになるのです。

「こころざし」を持たずボ～っと生きている人と、意識的に「こころざし」を持って生きている人とでは、お金の循環を含めた現実の流れに大きな差が出ます。

いのち、つまり「無限の能力」は、「こころざし」を持つことで湧くのです。

「こころざし」をかかげ、それに添って生きていると、全身の波動が上がり、細胞が生き返り、現実での苦労がなくなるのです。

世界的に有名なデザイナーさんも、「こころざしが無いと老けてしまう」とおっしゃっていました。

自分は「どういう自分」として人生を生きたいのか、それを先ず「こころざす」ことではないでしょうか。

「どういう自分」でありたいのか、その「こころざし」が明確になっていると、気付きのレベル、腑に落ちるレベルが深くなります。

その「こころざし」で、世の中に貢献し続けるという体験が、全ての生き方の土台です。これが真のスピリチュアルです。

先ずは、現実社会をちゃんと生き、当たり前のことをどれだけ誠意をもって丁寧に取り組むのか、これが今ここにギフトされている「新しい旬のメッセージ」をキャッチするための基本姿勢です。チャネリングの基本です。

（言い方を難しく変えると、新しいDNA情報をチャネリングして受け取るための基本姿勢です）

現実人生における「習慣」が自然界のリズムとズレている人には、何を教えても無理だったりします。スピリチュアルの前に、普通の「習慣」から変えなくてはだめなのです。

例えば、遅刻ばかりをする人は、その習慣を直すことが先。遅刻する人は、遅刻するリズムで動いているから、自然界の恩恵が受けられない。

至福で生きている人、喜びで生きている人は、生きるリズムが中庸ですし、身体や心のリズムが中庸ですから、自然界と一致し、天地と一致し、ツキが廻ってくるのです。お金もアイデアも人脈も全て整い、廻ってくるのです。