あなたの意識がどの思考にも片寄らず、つまり一切の思考から離れていて、しかも常に「今」という「時」だけに浸って、脳も体もただ心地良い状態にあれば、あなたの全身は「生かされている喜び」という中庸なエクスタシーに満ち、「ここに存在している喜び」という波動にあふれかえります。

私たちは自我の思考ぬきでいくらでも生きられますし、むしろ思考抜きのほうが「全て知っている状態」を羅針盤として使えるのです。

思考や批評が全くない喜び波動の時に、あなたは無限の宇宙思考を「全て知っている状態」に自動的になっています。
西洋ではノーイング（knowing）と言います。

それなのに、「自分には何も分からない」「どう生きていけばいいのか分からない」と思ってしまうと、その瞬間に喜び波動が消え、いとも簡単に「全て知っている状態」から波動的に切り離されます。

そして、本当に「分からない状態」をあなたが個人的に創ってしまいます。

ですので、この喜びの波動状態をいつまでも維持していくだけで、たったそれだけで、
あなたに必要な情報が、タイミングに応じて何となく身体感覚として分かってしまうのです。

そこに最初は言葉がないため、身体感覚だけで知るのみです。
この身体感覚を取り戻すには、しばらくは喜び波動に浸って、このニュートラルな波動に慣れていく必要があります。

知識の量や学歴やお金や容ぼうに関係なく、何の条件もなく、ハードルもなく、
誰もが等しく喜びの波動（エクスタシー波動）に満ちることが許されています。

幸せや喜びや満足を感じることに条件は何も関係ないということです。

宇宙に生かされている全生命たちが、この宇宙意識というニュートラルなエクスタシーから生まれ、その余韻によって今後もそれ以上に生かされ続けていくのです。人類全員の特権です。なんとロマンチックなことでしょう！

宇宙は意識を持っており、その意識はエクスタシーそのものですが、それはビッグバンが起こった瞬間の「喜び波動」であり、
それがず～っと今も「余韻」として全ての空間に残っています。

宇宙の喜び波動の余韻は、今後も無限に空間に生き続けます！

このニュートラルな喜び波動でぎゅうぎゅうになった空間の中で、私たち全員の「いのち」が永遠に育まれ続け、どこまでも無限に生かされ続けていくのです。
宇宙の喜び波動（＝いのち）が無ければ、何も生きられないし、いかなる生育も進化も発展もありません。

これでお分かりのように、あなたという生命存在は、最初からすでに全てを「無限に知っている状態」（＝神の状態）にあるのです。
あとはそれに導かれて、随時、タイミングに応じて思い出すだけなのです。

あなたが全ての考えから等しく距離をおいてニュートラルな波動の状態になる時、特定の思考をつかまえていない時、つまり一切の言葉を使っていない時、何も批評が無い時、本来の宇宙の喜び波動が１００％になっています。生かされている喜びだけになっています。

このように、「いのち」の喜びだけが躍動している時、それは無限の神（宇宙思考）だけが躍動していることになり、あなたは無限なるものと一体化しています。
そしてこの時、想像を超えた無限の宇宙情報を、ニュートラルに「全て知っている状態」になっています。

（次回へ続く）