量子物理学では

当たり前に分かってきたことですが、

あなたが月を観ていない時、その月は存在しない

のです。

あなたが観て初めて、

あなたの物理次元に月が存在できる。

つまり、観る者こそが創造主です。

夜になって眠っている時、

あなたは物理世界を何も観ていないから、

あなたのベッドルームのカタチは

消えているということです。

目を閉じて眠っている夜間だけでなく、

朝、眠りから醒めている日中でも、

あなたが自分の部屋を出て外出すると、

もう部屋を観ていないわけですから、

物理次元での部屋は消えているのです。

あなたの記憶（半物質次元・幽玄世界）

の中だけにしか残っていません。

目を開いているからといって、

あなたは必ずしも

物理次元を「観ている」とは言えません。

正確に言うと、あなたが今この瞬間に

意識的になって、明晰になって、

ちゃんと注意や関心を向けた時、

初めて「観ている」ことになるからです。

明晰な意識を向けて初めて、

そこに物理次元の「創造」が起こるのです。

無意識のまま、ただ目を開いているだけなら、

それは「心ここにあらず」の夢見（幽玄世界）の状態に

入っているのであり、

思考や感情の幽玄世界に入っている状態で、

ちゃんと物理次元を観ることができない。

したがって、物理次元に創造が起きない。

たとえば、赤ちゃんは目が開いていても、

本人の意識が夢見の状態で、

明晰ではなくて無意識です。

だから、ぼーっとした光しか観察できていないのです。

ほとんど現実世界に居ないのです。

私たちの本当の姿は創造主だと言われます。

それは観察する意識だからです。

観る＝創造です。

今ここに生きている自分自身にちゃんと意識を置いて、

物理世界を意識的に観るだけで

「創造の新化発展」が自ずと起こっていきます。

なにも不安に思う必要がないのです。

現実世界を創造することに関しては、

必死に努力する必要がないのです。

現実を創ることに必死になるのではなく、

物理世界において、私たち個々人が

いかなる「意識のありよう」で過ごすのかが大切なのです。

個々人が全体愛の意識で生き、

各自の生命を全面的に

「全体」へ捧げることができるほどに、

森羅万象や万物万我を愛しているかどうか、

そこまで意識の波動が高いかどうか、

そこが最も大切なことなのです。