自我の妄想（自我の欲）で
勝手に作る過去の時空間や
未来の時空間は、
虚空の意図（欲）である
「全体の内的進化」
という動きに対して、
「目詰まり」を起こして
阻害します。

それだけでなく、
あなたの豊かな感覚も
妨げられます。
生きている喜びの感覚が
鈍化していきます。

この目詰まりを溶かすには
どうすればいいのでしょうか？
新たに目詰まりを作らない
ことも大事ですが、
すでに作ってしまった目詰まりには、
「意識」を使った
エネルギーワークが有効です。

Sさんという方が惜しみなく
教えて下さったナイスな表現を
お借りしながら、
私なりの表現もまじえて
お伝えさせて頂こうと思います。

その前に、
復習しておきたいことがありますが、
あなた自身を含め、あらゆるものは
空間存在だということです。

物理学者も言うように、
目に見える物にも、
私たち生命体にも、
その内側には本当は
確固とした物質など無く、
ただ光が動く空間が
あるだけなのです。

しかも、何も無いように
思える空間には、
１立方ｃｍあたり３０億個
くらいの光のドット（点）が
点滅存在していることを
知っておいて下さい。

私たちの身体空間は、
光ドットの点滅（OFF&ON）で
構成されている３Dホログラムです。
このドットたちが、
いのちの愛の粒であり、
あらゆる発展創造を
行なっています。

このドットたちの点滅活動
（創造の動き）に関して、
Sさんから「反転」という表現を
教えて頂きました。

この表現は実に的確だと感じます。
つまり、
虚空の意による「今この瞬間」が
「次の瞬間」に「切り替わる」のは
全てのドットが「反転」する瞬間
ということです。

見えない裏側が「反転」して、
見える表側となって現れた時、
それが「切り替わる」瞬間
ということです。

ある先生は、
「情報OFFだったドットが、
情報ONになる」という
言い方をされていました。
でも、今の私には
反転のほうがしっくりきます。

１立方あたり３０億個の
ドットたちが、
全て同時にグルッと反転する時、
完全なる新化（進化）が起こり、
新生創造が起こるわけです。

この反転をジャマするものが、
自己中心的な妄想欲によって
「限定・確定」された時空間です。

あなたが「私は、これこれだ」
と思った瞬間、
「これこれ」という見限った情報
だけがONになり、
見える表側に現れたまま、
固定されたまま、
裏へ反転できなくなります。

あなたが決めつけたことが何であれ、
そこは限定されて
反転できなくなるから、
他の全てのドットたちも
反転できなくなる。

しかも自分で限定し、
決めつけておきながら、
いったい何を固定化したのか、
すっかり忘れていたりします。

ですから、忘れてしまったことを
全て見つけていくよりも、
一気に「私は誰でもない者」
という空白（深い死）に
至るほうが早道ですし、
固定化されていた時空間
の目詰まりを
溶かしやすくなります。

虚空の欲による全体新化や進化
を妨げてしまうような、
感情的な過去時間と未来時間の
「目詰まり」を溶解するには・・・

あなたが「誰でもない者」になり、
できれば愛のキリスト意識となり、
それが無理でも、
ニュートラルでリラックス
した状態の時に、
ドットの「反転」に意識を
向けていく（感じていく）
ようになさって下さい。

まず、あなたの身体空間を
点描化して感じて下さい。
点による３Dホログラムです。
そして、あなたの身体空間
におけるドットの反転に、
意識を向けて感じてみて下さい。
（かつての空の講座で、
この３D点描化はお伝えしました）

これは、まさに生きた瞑想です。
お風呂に入っている時などが
ベストです。

あなたがくつろぎながら
「ドットの反転」に
意識を向けていくことで、
虚空から愛エネルギーが流れこみ、
そのエネルギーによって
「目詰まり」がますます溶解して、
虚空に還っていきます。

そして、あなたが
ドットの反転を感じることに
慣れていけばいくほど、
あなたの感性は深まり、
繊細かつ鋭敏に
高まっていきます。
チャネリングの感度も
上がってきます。

裏は冥（みょう・よみ）
とも言いますが、
冥が反転してひっくり返るから、
「よみ返る」（よみがえる）と言い、
「みょうなことが起きた」とも言い、
すなわち新生復活ということです。

イエスの肉体がいったん
冥の世界へ行ったにもかかわらず、
新生復活したという物語は、
まさにキリスト意識によって
ドットが反転（よみがえり）
したことを象徴しています。