言葉なしで・・・

| すぴりちゅあるブログ

しー神という言葉は「神」自体ではない。空(くう)という言葉も「空」そのものではない。至福という言葉も「至福」ではない。それらは類推してイメージで分かるものではない。思考で分析したり、言語で解釈して分かるようなものではない。思考という言葉さえ、思考そのものではないのだから。

私たちは、論理や、分析や、想像や、解釈によって「それら」を知ることはできない。「それら」は、言葉を超えるものだからです。言葉の支配下に収まりきらないものだから、本当に実体験して、腑に落ちて知っていくしかない。そして、その瞬間は【絶句】する。

沈黙によって、絶句によって、「言葉を超越したもの」を腑に落とすことができる。観察の最中に、あなたの内面に「言葉」や「分析」があるなら、「まことの意味」は見つけられない!言葉の外や、言葉の奥、思考の外や、思考の奥、つまり、表面的な言葉の「枠ぐみ」を超越したとき、ようやく至福に同調できる。

あなたは「それら」を自分の内側に見つけ、体感し、経験しなくてはならない。至福ではない「枠ぐみ」の中に突入してしまっているから、その思考の「枠ぐみ」や、言葉の「枠組み」から出なくてはならない。
「枠組み」という邪魔者を落とす必要がある。至福を、あなたが全身全霊で腑に落とすために、知るために、自分の中にある「言葉」や「思考」に気付いて【落とす】必要がある。あなたが哲学者であることや、知識人であることは、至福の一番の邪魔者になるということです。

そして、「言葉」も「思考」も「分析」も、あなたを至福から隔離する「枠組み」に過ぎず、それを【落とす】ために「観察する」のだから、「観察」の先にも、あとにも、最中にも「解釈・説明」が再び出るなら、それは観察しているとはいえない。邪魔者に「気付き」、全ての内なる思考・言語に「し~~!」という状態で観察して下さい。

一切の「感想」を言うことなく、あなたは自己の内側の「思考や感情」を観察して気付いているだろうか?
言葉なしで、解釈なしで、分析なしで、内なるものを淡々と観ているだろうか?
本当に純粋な目線で観察しているならば、リラックスして開いた細胞で「今この瞬間」だけを観るならば、その瞬間には決して思考も言葉も浮かばない。ただ、沈黙があり絶句する。楽しんでいる時に分析は出てこない。その代わり、ただ自然にメロディーが口をついて出たりするかもしれない。微笑みが浮かんだりするかもしれない。踊りたくなったりするかもしれない。あるいは、涙が出るだけだったりする。言葉など出ないのです。

あなたは何かを言葉なしで感ずることができるだろうか?思考を伴わずに、「バラが綺麗」などといちいち口にすることなく、ただバラを観ているだろうか?言葉なしで、思考なしで、解釈なしで、人生をただ観ることができるだろうか?

観察するということ、それはいちいち解釈や分析をして、自分をますます不自由にすためではなく、その逆です。ただただ「言葉による制限」に【気付く】ためだ。内なる至福が自由に訪れることを邪魔していた「言葉」「思考」「解釈」「哲学」に【気付く】ためだ。
気付いてその言葉を【落とす】ためだ。言葉や思考が完全に浮かばなくなるとき、あなたは至福のまっただ中にいる。そういう至福に完全同調した人が、とにかく言葉を用いて他者を援護しようと努めることはある。でも、思考が落ちないまま、至福体感できていない人にとっては、体感した人の言葉を聞いても、それは表面的な知識になっただけで、頭でっかちになるだけです。分かったつもりになることが、分かっていないと気付いている人より始末が悪い。

そして、やたらと他者ばかりを観察して「分析・判断」する人もいる。それは【気づき】ではないのです。【気づき】は「自分の内側」の【無意識】の部分に【全面的にすべて気付く】ことを言うのです。人や外ばかり見て、自分の【無意識】から逃げている人も多い。そして、逃げていることにさえ気付いていない人もいる。

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◆博多の1DAYセミナー(1/12)にご参加の方々へ
皆様の「内なるニーズ」のおかげさまで、かなりディープな内容を話させて頂けました。全てを腑に落とすことは、たった一日では不可能かもしれませんが、ポイントだけは押さえておかれて下さい。そして、また9月に再会できますことを楽しみにしております。
◆博多のフォローアップ(1/11)にご参加の方々へ
気づきを深められたことを、お互いシェアできて本当に良かったと思います。中立透視の方法はどんどん練習して下さい。その方法を、自分の内側にも使って頂き、自分の内なる分析・判断・決めつけなどに気づいていかれますように。そして「意宣り&祈り」、これらを忘れずにますます精進なさって下さいませ。また9月に!

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