「自由」の本当の意味を勘違いさせられている。
まことの自由とは「無選択」のことです。各自が「無選択」の状態であるとき、そこにエゴは存在せず、ようやくあなたのもとに宇宙や神がお出ましになれる。

全てが至福である宇宙において、人間の頭だけが「選択」をする。でも、その「選択」の土台に「差別的解釈」がありませんか？何らかの「選択の理由」がないでしょうか？「これが正しい、これだけがスゴイ、こうあるべき、」といったような・・・。

解釈、分析、そういう動機を頭に染み込ませているため、それを土台とした「片寄った選択」しかできない。
「全てが至福である！」と本当に腑に落ちている人なら、いついかなる時も「無選択」なはずなのです。「来るもの拒まず、去るもの追わず」という【１００％の受け入れ状態】になっているはずです。

解釈や分析をもとに、「特別な何か」「特別な状況」だけを選ぼうとする、そういう心が「不自由な感覚」をもたらすのです。なぜなら、「他は選べない」ということになるということで、これは完全に不自由です。不自由な感覚にさせるような解釈や分析や思考は、私たちが人工的な一般社会から植え付けられた概念でしかありません。自然界の法則に大いに反したものです。あなたに自由をもたらさない元凶は、あなたの内面に存在しているということです。

あなたの思いの土台に「無選択」という自由があれば、そのとき初めて「中立な選択」が宇宙からもたらされる。何かの考えや思考をもとに選ぶなら、すでにあなたはその思考に縛られている！この思考から離れることが、まことの自由です。何も動機を持たない「無選択の心」で、「何でもOK!」という無条件の愛のとき、私たちは限りなく自由を手にします。

全思考から離れたときに内面の自由がもたらされ、外側の世界にもカタチをともなって観えてきます。もともと外の世界も自由で至福ですが、自分の解釈や思考によって、個人的に不自由な世界を見ていただけなのです。あなたが今まで見て感じてきた世界は、あなたのエゴの産物だっただけです。

思考から離れ、無思考になり、ますます本当の宇宙のありよう（日常のありよう）を体験していって下さい。