言語を話す?

| すぴりちゅあるブログ

かいわエゴには、論理や、言語や、分析などの「意味づけ」が先に条件付けされています。
表面的で機械的な「意味づけ」が、先に私たちの内側に「言語」となって入力されています。

言語の「意味づけ」だけを反射的に受け取ってしまうと、その奥にある「まことの音」を聴くことができません。表面的な「意味づけ」だけを聞いているだけだから、本当の伝言を腑に落とすことができないのです。

たとえば、「お前はバカだな」という言語において、そのうわべの「意味づけ」だけを機械的に受け取ってしまうと、ただ落ち込むか、腹がたってくるだけです。そのもっと奥にある「言語にならないことば」、無音のところが本当の伝言なのです。

「内なる中心」から切り離されたエゴが言語を発するとき、その言語には深い奥行きがなく、「意味づけ」のエネルギーのみで構築されています。いわゆる「底が浅い言語」なのです。愛も至福も含まない、死んでいる言語といえます。

ですから、エゴが「バカ」という言語を口に出すときは、「意味づけ」されたとおりの「愚弄するエネルギー」を感情的に発動するのです。
逆に、深い「内なる中心」の「空」につながっている人が、その深い奥行きからことばを発するときは、至福や愛が発動されます。表面的な感情反応などではない、本質的な至福をバックボーンとした「バカ」ということばになるのです。受け取った側には、その至福や愛が伝わり、愚弄されたとは感じません。

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