多くの人は、未来に対して不安や疑いを持つか、過去に対して不満を言うかのどちらかでしかない。だから、「たった今」という一瞬を受け取りそこねる。それは思考の中には無いからです。たった今、それはまさに虚空からのギフトであり、常に気付きと共にある。思考や言語と共には居ない。

全ての供給源である虚空は、「たった今」のことを指します。たった今は、思考や言語を超え、その支配を超えて、それらの上位に位置しています。
虚空は全てを受け容れ、愛し、慈しんでいます。虚空が私たちの身体を愛することなしに、この身体は一瞬たりとも生きることはできない。虚空は私たちの身体にいのち（メギドの火）を注ぎ続けます。つまり、愛と叡智と豊穣と創造性をギフトし続けます。

私たちの存在は、虚空からのいのちによって、計り知れないほど育まれ、尊重されています。ただし、思考の次元に入ることによって、「たった今」という次元から外れ、その恩恵やギフトを充分に受け取ってこられなかった。与えられていたのに気づかなかった。自分が気づかなかったことを棚にあげて、供給源を恨むのはおかど違いというものです。

特に何も虚空に要求する必要がない。特に欲しがらなくてもいい。あらゆる思考から抜けて「たった今」に生きるなら、全てを与えられていくからです。受け取る範囲を広げておくだけで充分です。
今まで虚空が与えてくれたことの全て、そして今後も与えてくれることの全てに、あなたはいつか驚く時が来る。
虚空があなたにどれほどのものを与えてきたかに気付き、そして「たった今」ここにアルことの全てに充分に満ち足りるなら、さらに多くのものを受け取るはずです。