◆昨日の大阪にて、沢山のご質問をお聞きしながら、お答えの時間が足りなくて、今ここで補足したくてたまらなくなりました。とても長いですが、重要なことですので、じっくりとお読み下さい。多くの方々に、大切に活用していだだけるなら嬉しく思います。
あなたの内なる中心（虚空）から自動的にあふれ出すいのち（超ミクロ）が、最も大きく拡大（超マクロ化）した時が物質化です。これが現実化です。物理化です。

ただひたすら純粋に素直に至福のままに、サクサクと現実化が行われ、常にリニューアルされ、新生し続けます。これが自然な宇宙の流れと言われるものであり、普通のいのちの流れ（神）であり、天国であり、豊穣（真の豊かさ）であり、愛の意識による創造現象なのです。

それはどうしようもなく純粋原理で、ロー・オブ・ワン（第一の法則）で、まことの叡智で、これ以外の法則から生まれるモノゴトなど宇宙には存在しません。全てがこのいのちの流れ（メギドの火の循環）に含まれているのです。

では、どうしてこんなにもスムーズな現実化（豊穣の実り）からズレてしまう人がいるのでしょう？それは、無意識のうちに、愛の流れからズレるようなことを自らが行なってしまうからです。意識が覚醒していないと、つまり無意識だと、その事実に気付けません。

いのちの流れ（偉大な宇宙の流れ）からどんなに頑張って抜けようとしても、完全には抜けることなどできないから、せめていのちの流れの一部を無理にどこかに閉じ込めて、その閉じたスペースの中に監禁して、いのちの流れがマクロまで拡大できないよう、具体化（豊穣化）できないようにするしかありません。それしか不幸になる方法がないのです。その閉じた狭いスペースに監禁された不幸な状態がエゴ（小我）なのです。監禁するための道具が「思考」です。その監禁牢獄を作っている「囲い」が思考なのです。

（これらを水に例えると分かりやすいでしょう。いのちの流れは肉眼では見えないため、仕方なく水の動きで説明致します。）
私たちの内なる中心から泉の水があふれ出し、次々と流れが外へ広がって、もっとも広がったときが岸辺なのですが、この岸辺が肉眼で見える物理現象だと思ってみて下さい。泉の水紋の場合、普通にしていれば次々と生み出されていく水紋によって物理化がイキイキと進むのですが、もし、この泉の水紋が拡大していく途中に、「電動式スクリュー」が人工的に投げ込まれたとしたらどうでしょうか。少しばかり拡大のスピードが遅れ、現実化に余計な時間がかかります。

ただし、お分かりのように、この電動式スクリュー自体には水を生み出す性質はなく、いのちの根源ではありません。ですから、その電動スクリューを気にしなければ、本当の生きた水紋自体のパワーのほうが強いために、必ず現実が新生創造されていけるのです。
電動スクリューができることは、生きて動いている水紋のなかに、せいぜい別の余計な人工ウズを生じさせているだけです。それは水のあふれ出しによるイキイキした水紋ではなく、グルグルとただかき回されているだけの停滞ウズです。ですから、あなたが気にしなければ電動式スクリューはやがて回転しなくなり、停滞ウズも消えます。
このスクリューがいわゆる「思考」に相当し、思考から生まれたウズがいわゆる「エゴ」に相当します。

あなたの意識が、本当の流れのほうではなく、小さなウズの中に入り込み、その閉じたウズの中だけの世界を見て「これが現実だ！」と勘違いしているのです。ショボイ現象が延々と繰り返されて、まさにカルマの輪にハマっています。電動式スクリュー（＝思考）は、あなたがそれを採用したとたん、グルグルと動き出し、活性化し、狭い地獄にあなたのいのちを閉じ込めていきます。いえ、あなたが自らアリ地獄に入っていったのです。

その思考のウズの中に入って、そこに停滞しているうちに、不平不満の意識に成り下がっていきました。愛と至福でしかなかった神意識が、不満・不足のサタン意識に成り下がったのです。
イキイキとしたいのちの動きができないために、現実が滞り、繁栄発展しないのですから、不平不満になるのは当然ですが、この仕組みに気付くことをせず、不平不満や被害者意識になったままであれば、外から何を望んでも無理です。
外の流れから完全に隔離されたアリ地獄の中ですから、常に不平不満が現象化するだけです。被害者意識を味わうような現象しか起こせません。
だって、そういう波動の質を持ったウズですから。

このウズの中にいる人のご質問をまともに受けてしまうと、お答えする側も、「そうね、どうしたらお金が廻るようになるかしら？」とか、「きっと願っていれば叶うわね」とか「こうすればいいかな？」という思考のウズに入ってしまい、質問者と同じウズに入りこみ、双方がアリ地獄で共倒れになります。中立な事実を誠実に愛でお伝えし、ご自身に気付いて頂くしかありません。

どなたであれ、内なる中心からイキイキと水紋が広がり、いのち本来の流れに「あなたの意識」が沿っているなら、それだけで「ただ生きていて嬉しい！」と思えるはずです。これが本質的な無限の至福なのです。
イキイキせず、不満・不足・枯渇・停滞を感じているから、「お金を現象化するには？」とか「恋人を引き寄せるには？」ということに我欲が起こるのです。そして、もし、狭いウズの中で目一杯の念力を使って、そういう無理やりの引き寄せ現象化ができたとしても、不満・不足・枯渇・停滞を感じることには変わりありません。なぜなら、現象化のモトになっているウズがイキイキしていないのですから、現象化したカタチや物質もイキイキしているはずがありませんから。

では、ここでご質問をさせて下さい。あなたは、たった今、素直に「ああ、生きていて良かった」とか「今ここに存在できていて嬉しい！」と思えますか？全面的にそう思えますか？
少しでも、「？？」「う～ん」「思えるわけない」「全面的には思えない」などという声を見つけることができたなら、そのときがチャンス！
それが思考のワナです。そのウズの誘惑に入り込まないこと。電動スクリューを気にせず、ただ放置すること。否定はせず、ただ放置して、ウズの外を流れている本流に身をゆだねて、その愛の流れに意識を沿わせて行動していきましょう。

あとは、イキイキした身体感覚を取り戻す練習が必要だと思います。それは各自が見つけるしかありません。長い間、不満・不足・枯渇・停滞の波動に身体をさらしてきたのですから、むしろそういう身体感覚を感じることが得意になっています。ですから、意識して「身体感覚」の変容に慣れる必要があります。生き生きした神の身体感覚、豊穣の感覚、あふれ出す喜びの感覚、感謝の感覚、無限に持っている感覚、それらを感じる練習をすべきです。
私の場合は、映画を見たり、旅行したり、美しい景色や、優雅な物や、カワイイ動物を見るだけでも生き生きした身体感覚が戻ってきます。