いのちは個人のものではない。それは全体のものです。
お互いに役立たせ合うために頂いている。お互いに補い合うために頂いている。
いのち、それは創造性・叡智・時間空間などを含んだ愛ですから、いのちを捧げ合うということは、創造性や叡智を捧げ合うことであるし、時間やお金を捧げ合うことなのです。

たとえば、あなたが心臓の役割であれば、あなたは他の臓器のためにいのちを捧げるのがスジです。そして他の全ての臓器からいのちを捧げてもらっていることに感謝と喜びを感じるのがスジです。いのちという愛は一粒万倍なのです。個人が単独で手渡したものなど比較にならないほど、その他の存在から実に沢山のものを受け取っているはずです。

今朝シャワーを浴びているとき、フッと声がしました。「１０月にハワイに来てくれること、感謝しています」と・・・。土地、水、風、火、それらの精霊なのかもしれません。
どこかに行くことや、何かをするということは、お金だけではなく時間（日にち）も捧げることになりますが、それはその人からの時間とお金という名の愛が別のところに動きたがっていることであり、いのちが別のいのちに愛を捧げていくということです。
この時、あなたは宇宙の豊穣循環の流れ（錬金術の流れ）に入っているわけです。
いのちを捧げ合うことで、化学反応が生じ、豊穣が生まれます。単独のいのちだけでは豊穣の化学反応が起こらないから、虚空はこんなにも「いのち」を増殖したのです。

仕事を通じ、家庭を通じ、遊びを通じ、人生の全てを通じて、あなたの中から、創造性を発揮し（捧げ）、叡智を発揮し（捧げ）、大切な時間やお金を捧げていくこと、これが「いのち」を捧げることですし、弥栄にまことを尽くすことなのです。
ケチケチせずに、その時ピンと感じたモノやコトに「いのち」を捧げて下さい。欲しがらなくても、あなたの「捧げ」は一粒万倍で「捧げ返されて」きます。（もちろん、「返し」を計算して捧げるものではないですが）

今日は七夕。
お互いが各自の「大切な時間」を捧げ合うからこそ、織姫と彦星は出会えているのです。いのちを捧げ合うことの象徴的な日だと感じています。