私たちは虚空であると同時に、いのちのツブツブ（光のツブツブ）でもあるのです。このツブツブは、他の次元で沢山の経験を完了させながら、地球次元での人間という経験に入りました。

もちろん、虚空という「おおもと」から観れば、すべての生命存在は自分以外の何者でもありませんが、物理的に分かれて見える視点を体験したかったので、個の視点を持ったのです。

ところが、やがて特定の視点とか個の視点ばかりに縛られるようになり、狭視野になり、相対的な損得や優劣の感覚に苦しむことになっていったのです。

個の視点とは、人型生命体としての個人の視点ですが、私たちは人型生命体だけではなく、宇宙存在としての大きな意識生命体でもあるのです。その高次元の自己（神としてのハイアーセルフ）にまで意識を広げて頂きたいのです。

「あなたは人間ではない」

これは本当のことで、虚空という観察意識があなたですが、無限の虚空によって観察されるために動く意識生命体もあなたといえます。その意識生命体のうちでたった１～３％に相当するのが、人間としてプログラムされた意識であり、プログラムの通りに人間という役を演じさせられてきました。

でも、あなたという生命存在は、今まで人間のフリをして動いてきたエゴという存在だけではなく、それを超えた「さらに大きな存在」であり、もっと高度な意識生命体であるのです。

ですから、もうそろそろ人間経験を修了し、もっと進化しようと思うのは普通のことです。

この未知の自己（高度な意識生命体）を体験することへ、私たちの欲求が本格的にフツフツと湧き上がり始めているのを感じています。

恐怖というエネルギーを駆使して、相変わらずあなたを人間意識のままに閉じ込めておこうとするプログラムを外したくない方は、それはそれで構いません。「もうウンザリ！」と心底から思うまで、人間のままを続行して下さい。

それはそれで必要なことなのです。迷いなく人間意識から出る積極性やコミットがなければ、その後の発展繁栄への経験がうまく進みません。

１０月からの講座で何をするのか、今、ゆっくりとメッセージが降りてきていますが、それは私個人も真摯に学んでいかねばならないことばかり。ワクワクしつつも、気を引き締めてまいりたいと思います。