「覚醒」を「理想」とし、
その理想を求める「自分が」居る限り、それは起きない。（悟りを理想とすることも同じ）

あとで詳しく述べますが、
何かを「理想」にした時点で、それはもう失敗だから・・・。

そして、覚醒へアプローチするよりも、
「今ここ」において「愛」にアプローチするほうがやりやすいのです。

あなたの中に「愛」が１００％起これば、
その双子としての「覚醒」も必ず現れるからです。

これは
保証できます！

そして「今ここ」で純粋に「覚醒」が起こるなら、
必ず「愛」も現れる。

「覚醒」と
「全一の愛」とは、一対の双子（＝夫婦）になっている。

どちらから入っても、究極の結果は同じで、
両方は共に現れる。

片方に精進すれば、
必ずもう片方が現れる。

では、本題に入ります。
核心の内容ですので、かなり長くなりました。（できれば）要点をメモっておかれることをオススメします。

………………………………..

覚醒であれ、愛であれ、
それを絶対に「理想」にしないで下さい。

「理想」というものは、
「今ここ（創造のゼロポイント）」からあなたの意識をズラすからです。

【直線時間軸（未来）】へと
あなたの意識を閉じ込めていくための妄想・幻想です。

あなたが直線時間軸に入ると、
ゼロポイントからズレっぱなしですから、新しい５次元の扉も開かない。

だから、覚醒や全一愛を
「理想」にするのではなく、「今ここ」を全面的に愛の実践で生きて下さい。

理想（＝未来）というオシャレな妄想表現は、
「今ここ」を閉ざすトリックに過ぎません！

それは自我の「生き延び」であり、
自我の肥大化を助長させるだけです。

ハッキリ申し上げて、
あなたが何らかの「理想」を持つならば、自我の「欲望」に火がつくのです。

「理想」は
自我にとっての興奮の燃料です。アドレナリン中毒の燃料です。

ここで、
質問がございます。

あなたは「良い・悪い」という
二極化のモノサシをもう手放されましたか？

あるいは、いまだに
大切に隠して持っておられますか？

「もう私の中には
“良い・悪い”のモノサシはありません」と言う人でさえも、

「理想」がまさか
モノサシだとは夢にも思っておられません。

よくよく考えたら、「理想」とは、
「良い結果」が欲しいという「個人的な我欲」のことではないですか？

だから、やはり
モノサシなのです。

このようなモノサシとしての「理想」を外せば、
あなたは、虚空から与えられた「今ここ」を、純粋な心で楽しく生きることができる。

今ここを優雅に感謝し、
今ここを余裕の愛で取り組むことができる。

その時、すでに
自我は溶け去っている！

もうお分かりだと思いますが、
自我は「今ここ」というゼロポイント（ゼロ時）には存在できない。

自我は
直線時間軸にしか
いられない。

そして、水平な時間軸に入った自我には
新化（進化）はない。

「今ここ」、
それだけが新化の母です。

あなたが
一切の「理想」ナシで、
「今ここ」を「愛の意志」だけで生きていくなら、自我は完全に消えるのです。

世間一般から、
そして親や学校教育によって、
私たちは「理想」「目標」を持つようにと教えられてきました。

それって、全て
「人工的」なものじゃないです？

理想や目標が
「人工的」なものであるかぎり、

「欠陥」は
免れない！

そんな欠陥だらけの
「人工的な理想」を握りしめなくたって、

創造の源（虚空）は、
「今ここ」という完全無欠の【天の理想】を、

私たちにぶち込んで
ギフトしてくれていますよ！

ところで、
自我というものは、
自分自身に関して、必ず「特定のイメージ」を持っています。

自我は
自己イメージで構築されているのです。

あなたに「愛の実践」と覚醒が起こる前に、
ご自身に関して「特定のイメージ」をすでに持っているなら、

そのような自己イメージは
自我マインドによる「構築物」でしかないと気付いて下さい。

自我は、自分で自分の「イメージ」を創るのが大好きです。
「私はこういう存在だ！」と・・・。

そして、その「自己イメージ」を
出来る限り「理想」に近づけようとします。そのバカバカしいほどの愚かさにボチボチ気付いて頂きたいのです。

自我を溶かす、それは
「自己イメージ」を
完全に落とすことに
他なりません。

「イメージ」を落とし、個人的な「理想」を落とし、
そんな妄想のことなんか完全に忘れる瞬間、相対的な比較（モノサシ）が消え去り、

「自我」は
あとかたもなく
消える。

あなたの中で
一切の「理想」がなくなれば、どんな「自我」も決して存在できないということ！

「理想」を介し、
「理想」を経由して、
自我は存在するからです。