（多くの人が勘違いをしているかもしれないぞ！とメッセージが来ました。「ああ、なるほど」と納得。多くの人が腑に落ちていないところが何なのか、そこが分かりました。）

私たちの［本質ではないもの］（＝愛と喜びから遠い思考や感情）　を、先ずは『自分のものではない！』と【分別】するよう、そしてあとは【YES!OK】して放置しておくよう、今までにお伝えしてきました。
でも、どうも【分別】するということを【除外】と勘違いしておられる方がいらっしゃるかもと思いました。除外とは自己否定（＝とがめ）ということです。

【分別】するのは、［本質ではないもの］に実権を握らせないためであるし、あなたがそこに振り回されないためであって、［除外］する為ではありません。除外してしまえば、あなたという存在はトータルではなくなり、分断された存在のままになってしまう。あなたは全一な存在ではなくなる。全体いのちではなくなる。だから、除外するのではなく、［本質ではないもの］を自分の中心に置かず、ちゃんと［末］として【分別】するのです。本末転倒しないことです。（神の本質が中心でないと、［末］は繁栄できません）

［本質ではないもの］をちゃんと【分別】し、本当にYES！OKしたら、あとは自動的に統合されていくのです。
いったいどこへ統合されるの？　ちゃんと本家本元（＝源泉・中心）のところへ統合されます。そのために各自の【中心】を先ずはシッカリと確立させ、そこに価値と実権を持たせないと・・・。

あなたの奥にある【本質としての中心】（空・ゼロ・天）の実権を取り戻し、そこに全てのエゴを統合していくのです。あらゆる全てをYES!OKして受け入れるのです。［全てをいったん天に返す］ということは、そういう意味です。エゴが悪いのではなく、あなたが分断されたまま、沢山の相反するエゴによって混乱した生き方しかできないことが問題だから。トータルじゃないことが問題なのです。あなたの内部が分裂して、沢山のエゴの方向性によって、あなたは統合失調症か精神分裂になっている。全体ひとつの有機体として生きていない。
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本当は欲が有るのに無いふりをする。ここですでに【分断】が起こる。欲がある【本当の自分】と、欲が無いふりをして、他者から身を守ろうとする【偽の自分】と。そして葛藤し、混乱し、どうしていいのか分からなくなる。あなたの内部が全会一致できないから、内部抗争になって、何ひとつ決まらない。意志できない。欲求できない。そりゃあ、ウツにもなりますし、生きる気力も分断されます。いのちの喜びも、躍動も感じられない。

たった１つの【空】から、たった１つの【全体宇宙（全体いのち）】が今も永遠無限に生じ続けています。その【分け前】を個人（エゴ）は一律平等に頂いています。【分け前】といっても、全く同じ質の【全体いのち】で充満されていますから、個人（エゴ）は何も悪くない。ただひとつ問題なのは、この個人（エゴ）の内部が分断されてしまったこと。個人という【全体いのち】の中で、偽りの個人（エゴ）が沢山作られてしまったことと、それらとの内部抗争が問題なのです。あなた個人が【全体いのち】ではなくなり、トータルに一貫して生きられなくなり、パワーダウンしてしまった。

まずは、【全体いのち】としての個人に戻りましょう。そこから始めましょう。
そのためには、【純粋な本音だけ】を認めることです。［貪欲・野心・野望］が隠されていることに気付き、そこをちゃんとYES!OKして受け入れること。どんなに見苦しい貪欲であっても！！！それはイヤサカへの種子だから。

分け前としての【全体いのち】が等しく全員に流れ込んで、そのトータルさから各自の個性が花開くことができる。【全体いのち】とは、美しい野心であり、愛に満ちた貪欲そのものなのです。全員がもれなく同じ【全体いのち】です。それなのに、自分だけがそれを獲得すべきだと、全人類が勘違いしたから、そこに異常な執着と興奮が生まれて全員が暴走してしまったのです。

それでも、この異常な貪欲さえも、今も自分の中にちゃんと隠れてあるという事実に気付き、そこを正面きって受容し、自己の中へ統合しなくてはなりません。だって本音中の本音だから。ここに勇気が必要ですし、最大の愛と誠が必要なのです。
そして、最終的には、この異常な貪欲さえも突き抜けて超越していくことが、進化（神化）であり、繁栄であり、【神ながらの道】（＝タントラ）（＝タオ）（＝道徳）を歩むということです。
貪欲・野望・野心を受け入れ、認め、【土台】として使いながら、それらの【質】を変えていくことなのです。

あなたの中の何かが除外されたまま、分断されたままでは、全体として変容することは不可能。全てが変容するから変容というのです。
もともとの純粋な【全体いのち】は、より良質で優良なものへと発展繁栄する欲求（イヤサカ欲求）を持っています。いえ、欲求それ自体なのです。もっと［まこと］に近づこうとし、もっと［善き者］であろうとし、もっと［美］であろうとし、もっと［愛］であろうとするのです。

そして、【全体いのち】は、［まこと］であるモノや亊柄、善きモノや事柄、美しきモノや事柄、愛にあふれたモノや事柄、そういう対象物にも限りなく憧れを抱くのです。それを熱望し、合体しよう体験しようと欲求するのです。限りなく永遠に・・・。