火焔土器の「耳と眼」
縄文時代の「火焔土器」をご存知でしょうか?
今からおよそ1万6千年前から2千数百年前までの日本でつくられた「世界最古級の土器」です。
装飾の凹凸は光と影を生み、その文様は
ときに現代のバーコードのようにすら思えてきます。
私が初めて「火焔土器」の写真を見たとき、鳥肌が立ち、
手元に置きたい衝動にかられました。レプリカを購入したほどです。

今日は、火焔土器があらわす「私たちの才能」に関して
分かりやすく書かせて頂きます。
………………….
細かな至福のバイブレーションや、真の歓喜は、
感情や思考に捕われた自我の耳(4次元の耳)では聞くことができません。
イキイキした静寂の中(=中今)でしか聴こえない声、
生命力120%の耳でしか聴こえない声があるのです。
その耳は、
私たちの真の才能です。

火焔土器の色々な飾りつけを丁寧に見ていくと、
「静けさの耳」を表わすパーツが見つかります。
「静けさの耳」というパーツは、
見えない世界のコトダマ(ひびき)を受け取るための「器官」をあらわしているのです。
まるで無音のように思える静寂の中にも、
微細な気配や、魂を震わせる囁き(ささやき)が存在します。
それは私たちの内なる声であり、
宇宙や自然界が密かに語りかける叡智だったりします。
下界の喧騒、マインドの声、頭の中のおしゃべり、
それらから少し離れて、「静けさの耳」を澄ませる時、私たちは深い氣付きを得ることができます。
これが私たち全員の
本来の才能です。
縄文人は、自らの才能を
「土器そのもの」に見立てて創ったのではないかと思います。

他にも、耳の才能だけでなく、
眼の才能も火焔土器には表現されています。
かつて私は、知人(Aさん)が
「毎日、何も楽しくない」とつぶやいているのを聞いたことがありました。
その時、「ああ、Aさんは、自分の快楽しか眼中に無いのだな」
と氣付かされたのです。
つまり、Aさんの視点は、
小さな自我(個人)を中心にしているわけです。だから主観しか湧きません。
このような視点のズレを直して、
「宇宙や地球の視点」を自分のド真ん中に置いていくと、もっと楽しい感覚が生まれてきます。
言い換えれば、
「トンボの眼」になるということです。

トンボは数億年も前から地球に存在し、
時空を自由に行き来する精霊の使者とも言われています。
なんと、縄文の火焔土器には、
「トンボの眼」を表わす飾りつけをも見つけることができます。
トンボの複眼のように、多方向からモノゴトを見つめるようになると、
隠れていた真実や、新たな可能性が現れてきます。

それから、火焔土器の口縁の装飾ですが、
内側と外側の二つの縁(ふち)が上部で寄り添い、空間を包み込むカタチをしています。
これは、内と外の「核融合」を象徴し、
異質なものが調和して生み出す「弥栄創造力」を物語っています。
今年最後のオンライン瞑想会では
この核融合のための「陰陽の昇華(浄化)」を行ってまいります。
マイナスなモノゴトへの癒しは得意でも、
プラスなモノゴトへの癒しは、多くの方ができていませんから・・・。
実は、先日の玉置神社へ参拝の折に、
神々に対して何も求めていなかったのですが、前夜に霊夢を見させて頂けたのです。
まさに「全てとの仲良し」という核融合状態が、
素晴らしい現実を創るための必須項目であると告げられました。

これはもう
火焔土器が教えるものと同じです。
火焔土器があらわすものは奥が深く、
「陰影の地図」という装飾パーツもあります。
光が差し込むことで
初めて立ちあらわれるのが「陰影の地図」という装飾です。

わずかな凹凸と傾斜が、光を受けて「影を描き出す地図」になっています。
地図の形は、見えないものを知るための羅針盤です。
光が差し込むことで
羅針盤としての地図があらわれる?
どういうこと?
私たちがカタチなき感情や、言葉にできない気配に
「意識の光」を与えるとき、

私たちの内側に隠れていた「新たな道スジ」を
浮かび上がらせる(=才能)ことができるという意味です。
つまり、アイではない感覚に気づいて、
「あ、あるな!」と認めることができたら、それが意識の光を与えることになり、
光を与えたなら、それを昇華して癒すことができ、
結果、「こうすればいいのだな」ということが直観として分かってくるのです。
次回の更新予定は
12月5日(金)です。
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