「自分とは何者であるのか？」

これは、「人生とは何か？そしてどう生きるのか？」の根幹を成す“問いかけ”だと思います。自分を知っていくことは、すなわち、人生を知ることだからです。

「私は創造主である。神である」「観察する意識である」「光の存在である」とスグに答える人もおられるかもしれません。
そうすると、何となく自分はその答えを充分に分かっているような気分になります。

頭は満足しますが、その神がどういうことなのか、意識がどう働くのか、光のシステムはどうなのかについては、まだまだ知識の集積でしかありません。
言語にすぎず、概念にすぎず、“真実”を体験しているとは断言できません。

「自分とは？」の問いかけから、この宇宙が生まれ、私たちのボディが生まれました。
この問いかけ（＝知りたい欲求）が、今ここという時の空間を存在させている根本原因です。

問いかけは永遠に終わることなく、従って、宇宙も終わることなく、私たちのボディも終わることなく存在し続けます。

「これって何？それってどういうこと？」という問いかけが、宇宙の永遠性になっているのです。分かった瞬間の喜びが、また次、また次、というように喜びを連鎖させ続けます。

生命体というくらいですから、生命は体となって現れています。このボディの全ての潜在性・可能性を知り尽くしていくこと、その目的のために現実空間があります。