先日（２３日）、軍艦島で感動したことを書かせて下さい。
もし、今後、そこに行かれる気持ちのある方には、なるべく知っておいて頂きたいことでもあるのです。

全く知らなかったことですが、なかなか今年は軍艦島に「上陸」することが困難な年だそうです。
お天気に恵まれていないと、船が欠航し、もし晴れていても、波が高いと上陸は無理で、Uターンするのだそう。

２２日は「ああ、長崎は今日も雨だった～♪」という歌がおのずと口から出ました（笑）。

でも、ウソのように２３日は晴れまして、波も低く、無事に上陸できました！→画像は、上陸のロープを結ぶスタッフ

映画の進撃の巨人は、ここで撮影したらしいのですが、私たちが入れない場所まで俳優さんたちは入れたらしいです。いいなあ、有名人て！（笑）

私たちは、島の中央からやや遠い三箇所のポイントしか、入ることが叶いません。危険だから仕方ないですが。

そして、ついつい、観光だからという思いが先立ち、写真を撮ることに夢中になるのですが、軍艦島専属のガイドさんいわく・・・・・

「お写真を撮るのもいいですが、次のチームが上陸してきますので、時間が大変限られております。宜しければ、どうぞ説明のほうを聞いて下さい！

外から見ただけでは分からない【軍艦島の内面からのオーラ】を感じて頂きたいのです」とのことでした。

ほとんどの方が彼女の申し出に従って、写真を優先するよりも、説明を聞くことに専念され、ゾロゾロと移動していきました。

その時の動画をアップすれば、私の文章なんかよりも感動が伝わるのですが、動画アップは絶対禁止なので、静止画だけにしておきます。

軍艦島で、当時、炭鉱を掘っていた男性たちの過酷な状況と、その彼らの「死を賭けた労力」があってこそ、今ここで近代的なエネルギーの進化の恩恵を私たちは受けることができています。

ガイドさんは、
「世界遺産になったから、軍艦島を宣伝しているのではありません。
私たちには、決して忘れてはならないことがあります。そこに感謝し、それを伝えていくために、この仕事をさせてもらっています」
とおっしゃっていました。

軍艦島のクルーズを企画している「船会社」も沢山あるそうですが、その中の【軍艦島コンシェルジュ】という会社が、今回の私たちの担当になっていました。

「今まで、沢山の船会社を見てきたけれど、この会社、かなり素晴らしい」と、旅行添乗員さんもベタボメでした。

【軍艦島コンシェルジュ】には若い人が多く、メインのガイドさんをはじめとして、スタッフ全員が「まごころ・愛」で向き合って下さり、軍艦島を本気で愛していることがヒシヒシと「五感」から伝わってくるのです。

彼女の本気の説明を聞きながら、「あ、ヤバイ」と泣きそうになりました。
ですので、説明は必ずお聞きになることをオススメしますし、船は【軍艦島コンシェルジュ】さんを（宜しければ）選んでみて下さい。