１１月９日から始まった出雲・神在祭は、
今日１６日（水）をもって完了です。

ここで思い出して頂きたいのは、
かつてオオクニヌシが
「国譲り」をしたことです。

「国譲り」という表現は、
ずいぶん本筋から離れた解釈も
出回っているようですが、
オオクニヌシがそれを
宣言なさったことには間違いがありません。

何を誓い、宣言したのか？
「国つ神」（この現実界に生きるご神体）は、
誰ひとりとして「天つ神」（全一なる意識）
の意に背反する者はいない・・・
と誓われたのです。

「天の意」（天つ神）に喜んで添うことが、
「地の意」（国つ神）なのです。ましてや、
特定の「人の意」に支配されるなど、もってのほか！

つまり、物理的な肉体の意識（反射ポイント）
が起こす行動や行為は、
天つ神の意に背反しないと宣言したわけです。

今ここに現実界を生きて経験している、
私たちの「国つ神」の部分は、
必ず「天つ神」の創造システムに
沿って生きることを誓っているわけです。

日本人の心の底には、
常にこのオオクニヌシ（という元型）
の宣言が強く生きており、
しかも日本の民は、
世界の民の「ひな形」ですので、
全ての人類は、みな、
このオオクニヌシの魂（データ）を持っているといえます。

ただ、天の意に添うと言ったところで、
肝心の天意が分からない人が
増えてしまったのも事実です。
常に思考で頭をいっぱいにし、
常に感情的な興奮ばかりを体験して、
静寂で繊細な感覚が
分からなくなっています。

中庸な「天の意」が分からないほど、
意識が鈍くなって眠っているのです。
ですから、繊細な意識の覚醒が
絶対に必要になってくるのです。

まず、自分の意識が眠っていることに
気づくことが何より大事です。
生き抜くためにエゴイスティックに考え、
自分中心に行動するような状態を、
ただ機械的に持続させている「思考メカニズム」に
気づくことから始めなくてはなりません。

その明晰な気付き（目撃）こそが
意識の覚醒のあらわれです。
その意識の光を強めて、
ますます覚醒しながら、
自我メカニズム（マインドのメカニズム）の
思考から離脱すればするほど、
天の意が感覚的に分かっていくようになります。

ハッキリ申します！
どなた様に限らず、この先、
意識の覚醒なしでは、
ジリ貧の現実しか創れません！