（※今日も長くなりますが、宜しくお願いします）

私たちの「意識」に関してですが、
“今ここ”を意識するとか、
“今ここ”に意識を置くとは、
一体どういうことでしょう？

それは「肉体と共に・・・」、
まさにその一言に尽きます。
今の肉体の中に、
あなたの「意識」を
ちゃんと入れておくことに
尽きるのです。これを
ボディの「整合性」と言います。

整合性は、「ずれがなく揃う」
「矛盾点がない」という意味です。
「整」は、「ととのう、きちんとした状態になる」、
「合」は、「二つ以上のものが一つに集まる」
という意味になるので、
「きちんと合わさる」を意味します。

これに状態を示す「性」を付けて、
「きちんと合わさる状態」
となります。

整合性を確認することは
非常に大切です。
頭のてっぺんから、
足のつま先まで、
あなたの意識をちゃんと
収めているかどうかの確認です。

明日のことについて
計画を立てる場合でも、
意識が
肉体から
一ミリたりとも
抜けてしまわないようにして下さい。

あなたの意識は、
あなたの肉体の真の「家主」です。
その家主が
肉体から抜けがちな人ほど、
体内にスキマができてしまい、
そのスキマに
「空き巣」が侵入してきます。

その空き巣とは、
世間や、他者や、
先祖や過去生からの
古い感情エネルギーです。
そして空き巣が
「家主」のフリを
し始めるわけです。

すると、病気になったり、
気鬱が起こったり、
今ここに起きる必要が
ないような物事に関して、
不自然なほどの
依存や愛着（執着）が
起こってきます。

なぜなら、その「空き巣」は、
今この瞬間ではない過去の
古い記憶エネルギーであり、
その古い時の「欲求不満」を
いつまでも延々と
主張しているからです。

例えば、実際にあった例ですが、
ある受講生さんが、
今は立派な理容師さんであるにも関わらず、
「どうしても漫画家になりたい」
という激しい欲求を
捨てられずにいました。

たしかに絵は上手ですが、
プロになれるほどではない。
そこで、私は何となく
彼の周波数を受け容れてみたら、
すぐに分かったのです。

江戸時代の、
絵の具も買えないほど
貧乏だった絵師、
その時代の人物の執着でした。

６月１６日のブログに、
「私たちは、最も自然体である時の
“自分のエネルギー”を
よく知っておく必要があります」
と書いたのはそのためです。

たった今のあなたの
自然な周波数は、
常に新しいエネルギーです。
それ以外は「空き巣」なのです。

そして、あなたの自然な
新しいエネルギーさえも、
日々「意識して脱皮する」ようにして下さい。

あなたが、今後の何かを
予定する場合でも、
事務的に決めたなら、
あとはもう
考えても仕方がないことです。
未来に向かって、
舞い上がって興奮したり、
不安を感じる必要もありません。

そんな感情に酔うから、
意識が肉体から
浮遊してしまうのです。

今この瞬間の新しい物事以外に、
意識を向けないことです。
一期一会の「今」を楽しみ、
深く慈しんでいかないと、
必ずあとで後悔します。
人生を充分に
楽しめないからです。

そして、どんなに素敵だった
体験の周波数であれ、
どんなにイヤだった体験の
周波数であれ、
いつまでも過去の波動を
「身にまとって」いると、脱皮できません。

古いエネルギーに
「酔っぱらう」だけですから、
新しい者に成れません。

過去の郷愁を身にまとっていると、
たった今の「新しい一回性」
の周波数を味わうことができません。
意識が肉体から抜けて、
ボ~っと無意識になり、
生きる醍醐味を逃してしまいます。

昨日までの（過去の）ご自分が
感じた周波数を、
身にまとうことや、
延々と持ち運ぶことを
しないで下さい。

その周波数を脱ぎたくないなら、
せめて
ハートのチャクラに
収納して下さい。

それを意識的にやっていくことで、
ご自身の日々の「新しさ」が
必ず分かるはずです。
あらゆる過去の感情的な記憶は、
ハートに収納して下さい。
しょいこんだり、
身にまとわないで下さい。

意識を使って、
ちゃんと脱皮するなり、
ハートに収納するならば、
過去の感情の周波数は
温かい愛の灯火となって、
ハートの中で燃え続け、
あなたの新生＆変化がジャマ
されることにはなりません。