ウミガメの卵は、
その９割が
他種の生物によって
食べられてしまうそうです。

これを「なんて可愛そうなの」と
同情しがちですが、
実は、宇宙の摂理として、
亀以外の他種をも生かす
愛の機能なのです。

「自分が産んだ子だけが育てばいい」
ではないのです。
まさに全体愛の象徴です。
だから
亀は長生きの象徴でもあり、
ベトナムのように
生き神様として祀る国もあります。

亀と言えば、浦島太郎ですが、
実に面白いのが
玉手箱です。
玉手箱って何かと問えば、
「時間」を閉じ込めた箱。
寿命を閉じ込めた箱
とも言えます。

そして竜宮城は
この世ではない異界です。
竜宮城は「時間の無い城」であり、
永遠の生命のまま
存在できる城です。

城＝白です。つまり空白。
それは虚空のことです。

乙姫から「開けないでね」と
言われたのに、
浦島太郎は「時間の箱」を
開けてしまい、
アッという間に老人になった。
「時間軸」を
開いてしまったのです。

私たちも、
亀という愛の乗り物に乗って、
竜宮城へアセンションし、
そこに意識を置いたまま、
今の瞬間だけを観ればいいし、
今以外の「時間」を
開かなくていいのです。

そして、
肉眼で見えた身体の状態や
物理的な状況やモノなど、
そういった「画像」を
恐れたり、嫌う必要もありません。
あなたは常に
竜宮城の中に居るのだから。

カタチの外側も内側も
どこもかしこも竜宮城の敷地であり、
異界空間です。

あの世（異界）の中で、
この世（カタチ）が育つ。

真の私たち（＝意識）からすれば、
リアルに存在するのは
「あの世」の虚空のほうであり、
あの世ほど信じられるものはなく、
そこがあなたの（＝意識の）
永遠のホームなのです。

この世だと信じたものは、
一瞬で終わっていく儚い夢
でしかない。
そんなものに
いちいち感情反応していたら、
エネルギーの無駄・・・。

だから、この世の
色々な出来事（カタチ）のことは、
「余裕のよっちゃん」で
楽しく観ていこう。

たとえ、
この世の不幸（？）の全てが
束になってかかってきても
「あなた」をやっつけることなど出来ない。
ただし、あなたが
「やっつけられるかも」と
信じたら別ですが。