（以下は今日のメルマガにも掲載された文章ですが、やはり重要なのでブログにも書かせて頂きたいと思います。）
お互いの内部に輝いている美しいものを、いよいよますます美しくしようとする行為が「みそぎ」です。
それのみならず、この「みそぎ」によって取り除かれた汚れや穢れも、ただ虚しく捨て去られることはありません。 美化しようという努力と共に、その結果生じた汚れまでもが【転化】させられて、美しくなってしまうのです。 汚れや穢れも、ただいたずらに無益なものではなく、かえって理想を実現するのに必要な材料となります。 これが、大和民族の「みそぎ精神」の素晴らしく雄大なところです。
　　　　　　　［深・古事記（神ながらの道）のP４７【水のみそぎ】から抜粋］
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この【転嫁】させられる部分というものが、否定された闇ということです。
間違いだから、低俗だから、あってはならないから、良くないことだから、そういった色々な理由で否定され、あなたの内面で分断されてしまった【いのちエネルギー】を一般的に【闇】と呼んでいます。
もともと【全体】であったものが、具体的な現実経験のために二極となってくれたのですが、二極でペア（カップル）ですから、片方を否定すると片方も消滅してしまうのです。川の両岸が片方の岸になってしまったら、川は成り立ちません。２つで全体ひとつなのです。

否定された【闇】の部分を【転嫁】して、もとの【全体】に戻すことで、【いのち】が全開となり、エネルギッシュに動き始めます。転嫁する、それは融合させることなのです。受け入れてあげることなのです。光のほうと同じ分量だけ認めてあげることなのです。みそぎも同じです。否定したら浄化にはなりません。

喜びと恐怖はペアです。豊穣と貧困もペア。お馬鹿さんと賢者もペア。無能と有能もペア。考えると感じるもペア。理論と情緒もペア。あなたと私もペア。エゴと神もペア。源泉（原点）と宇宙もペア。想像と現実創造もペア。どちらも素晴らしいのです。