「あの人は、金銭感覚がマヒしている」という言葉を聞きます。これはどういう意味だと感じられますでしょうか？
大金を湯水のごとくドンドン使う人というイメージ？実は、中立な意味としては、そのことではありません。

お金に枯渇して困窮する思いの人が、いいかげんに頭にきて、その「反動」から一気に暴走してしまう時、金銭感覚は完全にマヒしています。（至福ではなくなっています）
そして、お金に関して適当に妥協することでアキラメてしまい、枯渇し困窮することに甘んじてしまった人も、金銭感覚がマヒしています。双方とも至福ではありません。

自然な「金銭感覚」、それは「至福感覚」そのもののことを指す言葉です。金銭感覚は「至福」が普通だから、出し入れの額面に関係なく、常に、自然に至福で扱えることが［ブレない金銭感覚］を持った人ということです。お金の流れ次第で、そしてお金の額面次第で一喜一憂することのほうを、金銭感覚（至福感覚）がマヒした状態ということになります。