誰でもない何か

| すぴりちゅあるブログ

◆今世、肉体死をするより以前に、バーチャルな自我が死なければ、あなたは「誰でもない者」としての「自由な愛の意識」であることが理解できません。

 

あなた(自我)が死ぬまでは、あなたは源に戻れない。

あなたの真の母胎(虚空・天)との接点がなくなる。

そうすると、この現実世界に天の意(神のプログラム)を降ろせない。

天の意(神の青写真)がこの現実世界に全く根付くことができない。

 

もしもあなたに深く死ぬ意志があって、

死の領域(虚空)へジャンプすることができたら

突如として、その時あなたに、「永遠不滅の新化」が降り注ぐ

その時はじめてイキイキした「不死なる新化」が、

つまり「豊かな愛の命」が、

あなたからあふれ流れ出す。

これが「光の大河」であり、純粋な「光の柱」だ。

 

あなたはもう、小さなショボイ愛の流れではない。

あふれにあふれて

あらゆる足かせを壊し、

全ての「限界の枠」を打ち壊しながら流れていく。

まさに豊かな愛と喜びの流れを生むのだ。

しかし、これは、あなたが死ぬまでは、(誰でもない者になるまでは)決して起こらない。

 

そして、死という言葉を目にするたびに、まだ心が暗くなったり、感情的に沈むようなら、あなたの「死に関する思いこみ」(死のプログラム)が全く取れていない証しなのです。

 

 

meditating monk実在の覚者X(アジア人)は、

ある日、深い死を通過した。

それは彼が17歳の時に起こった。

瞑想の最中、突如として、

彼は自分が死ぬと痛感した。

 

それは単なるフィーリングの域を超えており、

漠然としたイメージや思考の域を超えて、

具体的でリアルな直感だった。

 

 

何ひとつ操作はできないと痛感した。

死はそれほどまでに確実だった。

 

彼は、一本の樹木の下に座っていたが、

横になって、死ぬ用意をした。

死を受け容れ、包含し、

全身をリラックスさせた。

死への操作、死との戦いは皆無だった。

 

そのうちに、彼の全身が冷たくなっていくことに気がついた。

死体のようになり、肉体との「接点」を失った。

(接点を失う、これぞ「手放し」)

 

そのうちに彼は、精神作用(思考作用)が

次第に消えつつあるのも感じた。

そして間もなく、いっさいの心の働きがなくなった。

そこでもまた彼は「接点」を失った。

 

それから彼はただ普通に待っていた。

「一体、いつ死は起こるのだ?」と。

 

が、それは起こらなかった

彼は不死なるところに至ったのだ。

全く新しい者になっていた。

あの「~家の息子・X」は消え去り、

「誰でもない者」(何にでもなれる神)が誕生した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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