【ひ】、【いのち】、【神】、【超意識】、それらは根本において同じものを指していますが、そこと一体化し、そことつながれば、（つまり「うけひ」すれば、）「最高の叡智」とつながったことになります。
つまり、根本に戻ったことになります。
この最高の叡智を「天つ神」（あまつかみ）とも呼び、この「天つ神」にさからわず、素直に従って生きることを「国つ神」（地上に生きる我々）たちは決意したわけですが、これをもって古事記では【国譲り】と呼んでいます。

個人自我を明け渡すとき、この最高の叡智と一体化するとき、人生を生きるノウハウや法則を超越して、【本質の深み】のすごさをあなたは知ることになります。
但し、本気で、命がけの心で、１００％一体化する決意が必要です。

一体化する決意を固めると、瞑想のノウハウ、恐怖心を克服するノウハウ、ヒーリングのノウハウ、○○になるためのノウハウ、引き寄せのノウハウ、そういったものが全くもって一切不要であることが分かり、意味がないことが分かります。
マインドや頭によって、あれこれ操作することのムダが分かってきます。

あらゆる全ての【いのち】、万物の【いのち】の発展・繁栄に協力していくことを、各自が「自己の中心」にすえることが根本で、その心からしか、各自の個人的な願望達成も成されていきません。
そういう【弥栄の心】は、すでに私たちの本質として、私たちの中心にあるもので、今から習うとか、今から練習するとか、今からゲットするようなたぐいのものではありません。

引き寄せも、○○の法則も、やはりマインドによる操作でしかなく、万能ではありません。
【弥栄に誠を尽くす】ことなくして、どんな技法も、どんな霊能力も、どんな占術も、ただジャマになるだけでしかなく、むしろ、ますます頭が混乱を増やすだけなのです。
ですから、本当にシンプルに、【弥栄の心】の掘り起こしをするのみです。

最も大切で、最も崇高で、最も高貴な【根本中心】となるもの、それは、各自の最も深いところにすでに在るのです。
深いところにあるものだから、それは本気で「深く強く欲求」しないかぎり、掘り起こすことができません。

お金、家、車、配偶者、仕事、名誉、なんらかの現実状況、そういうものは、表面的な浅い欲求ですから、「自分を愛している」状態であれば、比較的カンタンに掘り起こして手にできます。
でも、それさえも欲求せず、掘り起こすことを諦めている人がほとんどです。
浅いところさえも掘ろうとせず、他者が掘り起こしたものにすがるだけの人もいます。

浅い欲求、どうみてもくだらないと思える欲望、それさえも全く掘り起こそうとしなかったら、深いところにある【真の宝もの】の場所へは行けません。
そこは、もうそれ以上掘り起こす必要がない場所で、勝手に至福な状況が舞い降りてくるエリアです！
誰とも何かを取り合うこともなく、全員が「なんて素敵な人生だろう！」と歓喜するエリアです。
もちろん、無限のＡＴＭがあるところです！

ですから、浅いところを掘り起こすことも悪くありませんが、一気に「深いところを掘り起こすぞ！」と決めたなら、ものすごい生命力パワーが出てきて、浅い欲求（日々の暮らし）など、簡単に叶ってしまいます。
ちゃんと欲求し、それを持つという体験にちゃんと「執着」しないかぎり、逆に、サッパリと「手放す」こともできません。
執着と手放しは、二極であり、表裏一体なのです。（ヘルメスの杖の二匹の蛇です）
本気で欲求に執着するからこそ、あっさりと次なる繁栄へ移れます。

でも、一気に「深み」を目指して下さい。
自己の利益と喜びという「浅い欲求」を超越して、全体他者へ【弥栄の心】を放つという「深み」を目指して下さい。