古神道では
「今この瞬間」のことを「中今」という表現を使います。

「中今」こそ、
いのちが輝いて燃焼している「一切の全て」です。

ですから、過去を引きずるという苦労や、
未来への取り越し苦労は、命の無駄使いです。

中今において、
いのちを充分に「謳歌する」ことが、私たちの生きる意義です。

それでも往々にして人は、
ワクワクもせず、どことなく不満になったり、イライラすることがあるのも事実です。

でも、観察意識としての視点からよくよく見れば、

必ず自分の内側に
原因があることが分かってきます。

自分勝手な【理想像】という「枠」を作って、
その「枠」で勝手に悩んでいる事に気付かされます。

他人に関する理想像という「枠」、
出来事や物事に関する理想像という「枠」を

勝手に
自分で作りあげ、

他の人たちや、色々なモノゴトが
「その枠」に納まる・収まらないという勝手な判断をして、

その不適合に
自分で勝手に苦しんでいることに気付かされます。

今回、あの木こりさんに会いに
北海道に行くはずが、台風１２号で飛行機が欠航。!(^^)!

予定は延期になりましたが、
全く平気ですし、ガッカリもしません。

ましてや、台風を
悪者にはしていません。

このように、私たちは様々な体験や
色々な出会いを通じて

苦しみや不安の「根源」は
自分の中にしかないのだということを気付かせてくれますし、

それらの出会いや体験をクリアし、
魂のブラッシュアップ（＝自立・独りあること）に向けて、

自らが選んだ道（＝心の道）だったと
気付かされます。

神道とは
心道なのです。

虚空は最良にして最高最大の瞬間を、
「今ここ」＝「中今」に与えてくれています。

それを感謝して受け入れるか、
不満で拒否するかは、各人の自由です。

つまらなくて大したことがない「今」
と思うのか、

最大限に楽しんで活用できる「今」
と思うのか、

それも自由です。
各人の自由だから、誰も文句は言えません。

ただし、この超奇跡の
生命体を賜っているというのに、

あまり活かしていないとしたら、
その原因は自分自身の内側にあります。

「中今」を感謝して受け取り、
頭の中で思考をこねくり回すような暇があるなら、

嬉々としていのちを燃やし、
最大限に活かしていかなければ、実に不自然なことだと思います。

■２９日（日）・３０日（月）は
ブログをお休みさせて頂きます。