各自の気持ち（各自の波動）が「呼吸」にあらわれます。
浅いとか深いという単純な話ではなく、【呼吸の質】です。
真に満ち足りているとき、呼吸が最大に深くなり、それはまるで呼吸自体が消えてしまったかのようになり、逆に「浅い」とカン違いするくらいかもしれません。
あるいは真に感動して絶句するとき、呼吸は止まってしまうこともあります。

表面的な呼吸の状態ではなく、【質の深さ】【質の良さ】です。
そして、これらは「技法」から入ることも悪くはありませんが、技法に走りすぎて、修行になってしまうと、全く本末転倒です。
呼吸の真髄は、「技法」ではなく、各自の満足なのです。

以前、「空」の本に書かせて頂きましたが、【呼吸が現実を創っています】。
【いのち】そのものである【呼吸】が、日々の現実を創っています。
愛そのものである【ひ】（ひかり）（素粒子）を、呼吸として吐き出すことで現状の全てが物理化され、それらを全てまた吸い込んでゼロ（＝空）に戻しています。
自動的に創造されます。

となると、【呼吸の質】が素晴らしければ、各自の現状も素晴らしくなるということです。
「中心のあなた」の波動が上がること、それはすなわち【呼吸の質】を上げていきます。
【呼吸の質】が上がれば、あなたの波動も上がっていきます。
アゲアゲな人生が創られます。

そして、もともと、私たちはアゲアゲな状態が本質であり、【呼吸の質】も素晴らしいのです。
これが「落ちる」としたら、それはたった一つの理由だけです！
【何かをとがめる思い】だけです。

私個人の例ですと、「時間とお金を損した！」と「頭」が解釈したとたん、そういう状態を創った自分自身や他者を【とがめて】しまい、自分の波動を下げて、イライラ波動を創造してしまいがちでした。
以前、熱田神宮へタクシーで行ったとき、運転手さんが道を間違え、「お金」は余分にかかり、「時間」は余分にかかり、本当に頭にきたことがありましたが、「何を怒っているのだ？お金は死ぬほどあるのではなかったか？時間も無限にあるのではなかったか？」と、熱田の神に指摘されて気付くことができました。

いかに、「頭」の信念に対して、「偽の自我」がスグに感情反応するか、しっかり気付かせて頂きました。
今朝も、また、気付きました。
今朝の１０時までにツタヤに返却すべきＤＶＤがありましたが、な、なんと、目ざまし時計を止めてしまって、二度寝をしてしまいました。
二度寝から目覚め、「あ！」と思った瞬間、「ちゃんと起きることができず、時間を無駄にした！」という感情反応と、「２１０円の延滞料を、余分に払うことになった！」という【損得】の感情反応が湧きました！(笑)

そして、そういう自分自身を、アッという間に無意識に【とがめて】いました。
目ざまし時計にも非難を浴びせていました。
延滞料を取るツタヤのこともとがめていました。全ては自分の内側で一瞬に起こったことでした。

こんなふうに、あまりにも簡単に、私たちは自分の波動を下げ、【呼吸の質】を下げ、不満＆怨念だらけの呼吸にしてしまうのです。
そして、今朝、そこに気付けた自分に感謝できましたし、その事柄にも感謝でき、満足できました。
「頭」の思考を観察するクセができていくと、自分が無意識に行なっていたことに対して、段々と繊細に気付くことができていきます。
満足と豊穣の波動のまま、そのような呼吸のまま、日々お過ごし下さい。