これはこうだ！という言葉を使った段階で、
「こうであるもの」「こうでないもの」に分かれる。

あなたと言った段階で、「あなた」と「あなたでないもの」に分かれる。
「私とは自分です」と言った段階で、「自分」と「自分ではないもの」に分かれる。
お金を考えた段階で、「お金」と「お金ではないもの」に分かれる。

そうやって、言葉と思考を使って、いのちエネルギーを沢山のものに分けてきた。
分けて、一部分だけの言葉に片寄ることで、あなたはさらにパワーダウンしてきた。

思考や言葉というものは、「部分」を説明することしかできず、機械的に分類することが役目です。思考を使って、頭で考えてしまうと、「全体の無限性」を理解することが難しくなります。

理解するということも誤解されています。真の理解とは、体感するということですから、思考では体感したことになりません。

「全体無限」を体感できないから、「全体無限」とのつながりが希薄になって、孤独感が増すのです。
全体につながることができないから、生きることへの不安感・孤独感・競争心を持ち続けていくのです。

ラインやチャットで多くの人とつながったつもりでも、携帯メールでやりとりをしていても、所詮は「部分的」ネットワークなのです。
そして、部分的なモノゴトにハマって、あれこれとおしゃべりしていても、「全体無限」からは分断されたままです。

自然界の全て、人類全員、万物すべてと全体的につながるためには、「部分」という枠組みを超えることです。
「部分」へのフォーカスではなく、全体を観じていくようにするのです。

全体を観じるためには、思考や言葉がジャマになります。
思考や言葉自体には、まとまることや融合する働きはないからです。

理由なき「愛の感覚」、理由なき「豊かな感覚」、理由なき「心地よい感覚」、理由なき「喜び」、そういうものだけが宇宙の絶対真理であり、全体的であり、永遠無限を表しているのです。