「空」の自覚点＝【ゼロポイント】は【呼吸】によって現実を創造している。このことは以前の本（空・豊穣の狩人）にも書かせて頂きました。人間の呼吸も、実は【ゼロポイント】による呼吸なのです。
【ゼロポイント】の呼吸によって【いのち】が肉体の内外へ【自動的に出し入れ】されています。

【無限のゼロポイント】という、あなたの中心から【いのち】の波動が放たれると、次々に新たな波を起こしながら、次元の違う様々な現実や物事が無数に創られていきます。そして、全ての波動がいったん物理化・現実化したあとは、必ずその根源としての【ゼロポイント】へ吸収されていくわけです。（出し入れですから）

根源としての（中心としての）【ゼロポイント】に吸収されることを、現実崩壊といいますが、別の言い方をすると、これが【アセンション】なのです。古い現実が壊れないと、もっと素晴らしい次の現実が生まれないから、必ず全ては有限で壊れていきます。
現実の姿をとったものは、必ず【ゼロポイント】に吸い込まれ（＝アセンションし）、その後、また新たな現実をつくるために【いのち】が吐き出され（＝ディセンションし）、そのまま速度を落として（波動を粗くして）物理化します。

例え話として、津波をイメージして頂くと理解しやすいです。（普通の波より分かりやすいはず）
根源から放たれた波が、次々と新たな波を起こしながら広がっていき、最終段階まで到達したら、必ずザ～っと根源へと引き戻されていきます。このように【根源中心へ戻る】ことをアセンションというのです。

すべてのエネルギー、すべてのいのちは、相対する２つのベクトル（アセンションとディセンション）によって創造を刷新しながら繁栄していきます。
【無限のゼロポイント】から放たれた微細（高次）な波動が、やがて粗い（低次）波動になって物理化し、その後、また微細な波動に戻りながら【無限のゼロポイント】へと吸収されていきます。

有限の方向（＝物理化・ディセンション）と、無限のゼロへの方向（＝気化・アセンション）、この２つの【バランス調和】によって、全てが創造されていくというのに、物理化のほうにばかり気をとられ、「引き寄せよう」「願いを叶えよう」というような具現化の方向にばかり執着していくと、【バランス調和】が乱れて、結局、スムーズに達成されなくなります。

あなたから放たれた本気の意志・願望の波動は、津浪と同じく、必ず「物事」「結果」を引き連れて戻ってくるのです。【無限のゼロポイント】は、あらゆる一切の根源であって、最後には全てを自らに引き戻すのです。
これが【すべてを天に返上】という意味なのです。
神意識ではなかった過去における一切を、もう気持よく受け入れて完了させ、まっさらな新規のゼロの心になることがアセンションです。

ここからが本当の「あなた」の出番なのですから。
過去の苦しみ、悲しみ、それらは【究極の素晴らしい現実】をつくることでしか癒されないのです。
感情の解放（カタルシス）をしている【だけ】では、解放作業だけが無限に繰り返され、そのループの中では傷は永遠に終わらない・・・