何となく、「天と地」（創造の父母原理）の場合の「天」と、創造の源である「虚空」とを、一緒のように考えている方もおられましたので、念のため補足します。

どちらも「天意」を発動して創造するので、ややこしいですね。

虚空には、天と地という陰陽（二極）はまだなく、完全に無（無極）の空間。
この広大な無の空間が先に根本土台として存在し、その虚空の空間に「天と地」の二極（父と母）が創られるのです。

結果として、天と地の結び（受胎）が起こり、光の柱（光の体）が実ります。さらに、そこから「全チャクラ」ができて、肉体などが創られていく。

天なる父、地なる母、この創造の両親さえ内包しているのが虚空。だから虚空こそが「全母」（究極の源神）と言えるのです。

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そして、自我に関しても、補足させて下さい。（とても大切です）

あなたという意識が、我を忘れて、自我（感情の結晶体）（性格・アイデンティティ）に一体化して、それを自分だと信じてしまったために、真の意識が眠ってしまったわけです。自分を忘れた。

やがて自我と一体化していることに苦しさを覚え始め、真実を知りたくなる。やがて自我というものが自分ではないのだと知ることになる。そうなれば自我から抜け出しやすくなるのです。

自我があることを知り、それを受け容れれば、あなたの意識は自我から抜け出せるのですが、意識のほうがそこまで愛の大人になりきっていない。

わけへだてなく「対等な意識存在」として自他をみなす、という愛にまで至っていない幼い意識なのです。常に差別し、優越（劣等）する意識のままです。

あなたの内側には実に沢山の自我が抑圧されています。その全ての自我たちを受け容れるほどの偉大な愛の意識に変容しなくては、自我を受け容れる（＝自我を成仏させる）のは無理。

ですから、意識の完全変容、つまり「深い死」が先に必要なのです！

あなたの意識が完全に虚空に入滅することで、全ての自我（愛の幼稚園児）から次元上昇するので、卒業できます。そして、意識は真の愛の大人になり、創造する源神になります。