お互いを活かすように

| すぴりちゅあるブログ


ここのところ、執筆をしたり、色々な仕事で根を詰めたせいか、

久々に二日ほど寝込みました。

 

 

ブログを書きたいのですが
とにかく意識がもうろうとして、何も頭が回りません。

 

 

以前、「この文章はいつかブログに引用したい」
そう思っていたものがあるので、それを書かせて頂きます。

 

 

私の住まいの近くにある日本料理店の
総料理長のお言葉です。

 

 

弥栄に誠を尽くすという感覚を
つちかってこられた人だということが分かります。

 

 

料理に関する内容ではあるのですが、
「仕事」や「家事」に置き換えてもいいと思います。

 

………………………………

 

綺麗なだけの料理やない、
美味しい料理をつくらんといかん。

 

 

白い大根は
切って並べただけでも綺麗です。

 

 

でも、しっかり味をしみ込ませた大根は、
見るからに美味しそうになる。

 

 

面白い人間からは面白い料理が生まれるように、
料理というのは、つくる人の全てが出る。

 

 

その人が歩んできた道が
現れるんですね。

 

 

例えば、ポン酢ひとつとっても
全て同じ材料で、同じ分量でつくっても、違う味になる。

 

 

だからこそ、大切なものは
次の三つやと思います。三種の神器です。

 

経験

感性

真心

 

お客様が注文したものを
お出しするお店もありますが、

 

 

うちはコース料理専門なので、
他店とは少し違います。

 

 

見えないお客様を想い、
歩んできた自分の人生すべてをかけて考え、つくる。

 

 

力を込めすぎると
お客様も肩がこる。

 

 

力を抜いて、ゆっくり味わって頂くためには
「優しさ」と「強さ」が必要です。

 

 

目と香りから入り、食べて味わって頂く。
美味しそうに見える料理は、本当に美味しいんです。

 

 

中学を出て修行に入り、
「この人についていきたい」と思った師匠、半田博に出会い、

 

 

修行を続け、25歳で初めて料理長となってから
本当に色々な経験をしてきました。

 

 

日本料理の素晴らしさは
文化だと思っています。

 

 

Yes,Noという(白か黒かという)欧米にはない、
「かすかな」「ほんのり」「ぼんやり」という文化がある。

 

 

あとは食べた人の
理解の範疇(はんちゅう)で変わるんです。

 

 

外国のコース料理のように
前菜から始まって、「メイン」がドン!と来る感じではなく、

 

 

5品あればお互いがお互いを活かすように作るんです
コース料理はその人の音符だと思っています。

 

 

一つの音楽をどう始めて、どう終わらすか。
自分の経験してきたものをどう活かすか?

 

 

お皿の上一つとっても一緒です。
食べて頂く人の顔が見えるか見えないかによって大きな違いが出ます。

 

 

日本料理は大人から子供まで、
誰が食べても美味しい。いい料理です。

 

 

いつも来てくださるお客様の
お顔を見ながら、ほんまにそう思っています。

 

 

人としてたくさん経験を積み、
感性を磨き、真心を込めて料理をつくる。

 

 

そんな気持ちで
皆様をお待ちしております。

 


(以上です)

 

 

5品あれば、お互いがお互いを活かすようにつくる、
これはまさに創造主が私たちをつくった思いと同じですね。

 

 

私たちの一人一人の波動(ことだま)は、
まさに宇宙の一品一品であり、音符です。

 

 

すばらしいオーケストラ(コース料理)を
この宇宙に奏でることができるよう

 

 

各自の魂の音を
繊細かつ力強く奏でていきたいですね。

 

次回の更新予定は
10月21日(金)です。

 

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